SWOT分析とは、「強み(Strengths)」「弱み(Weaknesses)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4つの要素をもって自社の現状分析し、今後の経営戦略の方向性を見極める際に有効な手法です。
SWOT分析を実際にするときは、SWOT分析の枠組みをホワイトボートに書き、複数人で目的をもって意見を出し合い、付箋に書いて貼ってみるなどするのが効果的ですが、同時にパワーポイント等を利用してまとめると後々共有しやすいので、取り組んでみましょう。
本記事では、SWOT分析をパワーポイントで作る方法を紹介いたします。
最後にパワーポイントで作ったテンプレートも無料ダウンロードできますので、是非ご活用ください。
SWOT分析とは?
SWOT分析とは、「強み(Strengths)」「弱み(Weaknesses)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4つの要素をもって自社の現状分析し、今後の経営戦略の方向性を見極める際に有効な手法です。
企業の「内部環境」と「外部環境」のプラス要素とマイナス要素を浮き彫りにすることで、市場の流れや不測のリスクに対して企業としての打ち手を考え、経営戦略を立てやすいといわれています。
下表のようなマトリックスに4つの要素を整理することで経営戦略の方向性を確認します。
プラス要素 | マイナス要素 | |
内部 環境 |
強み(Strengths) | 弱み(Weaknesses) |
外部 環境 |
機会(Opportunity) | 脅威(Threat) |
冒頭でもお伝えしたように、実際にSWOT分析をするときは、SWOT分析の枠組みをホワイトボートに書き、複数人で目的をもって意見を出し合い、付箋に書いて貼ってみるなどするのが効果的です。
同時にパワーポイント等を利用してまとめると後々共有しやすいので、取り組んでみましょう。
それでは、SWOT分析をパワーポイントで枠組みを作ってみましょう!
SWOT分析パワーポイントの作り方【2パターン】
パワーポイントを使ったSWOT分析テンプレートの作り方を2パターン紹介します。
パターン②:「図形」を使ったSWOT分析テンプレートの作り方
それでは、それぞれの作り方を説明します。
パターン①:「表」を使ったSWOT分析テンプレートの作り方
まず、パワーポイントの「表」を使ったSWOT分析テンプレートの作り方をお伝えします。
手順は次のとおりです。
①リボンを「挿入」にして「表」を選択します。
②「表」の行と列を「4行×3列」にして選択します。
③「表」を選択し、リボンの「デザイン」タブデザインシートから「▾」を選択します。
④一番シンプルな「デザイン」を選択します。
⑤シンプルな「表」を使い、SWOT分析の表を作ります。
⑥はじめに「内部環境」「外部環境」と入力し、次に「強み」「弱み」「機会」「脅威」を入力します。
⑦「内部環境」「外部環境」のところを選択し、セルのサイズを「高さ8㎝、横2㎝」にします。
⑧中の4つの枠を選択し、セルのサイズを「高さ8㎝、横12㎝」にします。
⑨「内部環境」「外部環境」「強み」「弱み」「機会」「脅威」を中央寄せにします。
これで、パワーポイントの「表」を使ったSWOT分析のテンプレートができました。
「表」の色やサイズはお好みでカスタマイズしてみるのも楽しいので、よかったら自分用テンプレートにしてみてください。
パターン②:「図形」を使ったSWOT分析テンプレートの作り方
次に、パワーポイントの「図形」を使ったSWOT分析テンプレートの作り方をお伝えします。
手順は次のとおりです。
①リボンを「挿入」にして「図形」を選択し、□をクリックします。
②図形を3つ作り、リボンを「書式」にして「縦7㎝×横10㎝」「縦1㎝×横10㎝」「縦7㎝×横1㎝」のサイズにします。
③3つの図形にカーソルを合わせ、右クリックで、次のようにコピー&ペーストします。
「縦7㎝×横10㎝」を4つ、「縦1㎝×横10㎝」を4つ、「縦7㎝×横1㎝」を2つ。
④4つの「縦7㎝×横10㎝」と「縦1㎝×横10㎝」、2つの「縦7㎝×横1㎝」を並び替えます。
⑤図形に文字を入れます。「縦1㎝×横10㎝」に「強み」「弱み」「機会」「脅威」を入れ、「縦7㎝×横1㎝」に「内部環境」「外部環境」と文字列を縦に切り替えて入力します。
⑥図形をのスタイルで好みのカラーにします。
⑦4つの「縦7㎝×横10㎝」のところを「図形の塗りつぶし」で「塗りつぶしなし」を選択します。
⑧最後に図形がバラバラにならないように図形を全部選択して、右クリックでグループ化します。
これで、パワーポイントの「図形」を使ったSWOT分析のテンプレートができました。
「図形」の色やサイズはお好みでカスタマイズしてみるのも楽しいので、よかったら自分用テンプレートにしてみてください。
SWOT分析するときの手順を確認しよう!
よし!
パワーポイントでSWOT分析の枠組みができたから、早速SWOT分析をしてみよう!!
そう思っても、SWOT分析はすぐに出来ないものです。
まずは、SWOT分析の手順を確認してから取り組みましょう。
SWOT分析の手順は次のとおりです。
②「機会」と「脅威」を書き出す
③「強み」と「弱み」を書き出す
④クロスSWOT分析でどんな戦略を立てれば目的を達成できるのかを決める
⑤誰がいつどのようにするのかを決める
SWOT分析の手順は、こちらの記事で事例を挙げて紹介していますので、あわせてご覧ください。
また、SWOT分析の中でも「機会」と「脅威」はなかなか書き出せないものです。
「機会」と「脅威」の見つけ方を書いた記事がありますので参考にしてみてください。
最後に、クロスSWOT分析をして、「強み」「弱み」「機会」「脅威」の4つの要素を活かした戦略を立てていきましょう。
クロスSWOT分析の仕方はこちらの記事を参考にしてみてください。
>>クロスSWOT分析のやり方は?具体例を組み合わせごとに紹介!
SWOT分析をパワーポイントで作成したテンプレート無料ダウンロード
SWOT分析をパワーポイントで作成したテンプレートを2パターン紹介します。
パターン①:「表」を使ったSWOT分析テンプレート
パターン②:「図形」を使ったSWOT分析テンプレート
以下のダウンロードは無料ですので、ご活用ください。
パターン①:「表」を使ったSWOT分析テンプレート
【無料ダウンロード】「表」を使ったSWOT分析テンプレート【パワーポイント版】
パターン②:「図形」を使ったSWOT分析テンプレート
【無料ダウンロード】「図形」を使ったSWOT分析テンプレート【パワーポイント版】
まとめ|パワーポイントを使ったSWOT分析の作り方はとても簡単!
SWOT分析のテンプレートをパワーポイントで作る方法を2パターン紹介しました。
SWOT分析とは、「強み(Strengths)」「弱み(Weaknesses)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4つの要素をもって自社の現状分析し、今後の経営戦略の方向性を見極める際に有効な手法です。
テンプレートを使って、SWOT分析を作っていけば、みんなでSWOT分析した内容の共有やクロスSWOT分析するときも活用しやすいです。
そのため、ご自身でSWOT分析テンプレートを作ってみたり、記事内のテンプレートを無料ダウンロードしたりしてみましょう。
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