経営計画と経営戦略の違いとは?切っても切れない関係であると知っておこう!

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経営計画と経営戦略の違いとは?切っても切れない関係であると知っておこう! 経営計画

「経営計画」と「経営戦略」の違いとは何でしょうか?

どちらも経営の目的や目標達成するために必要なものではありますが、どのような関わりがあるのでしょうか?

本記事では、「経営計画」と「経営戦略」の違いについて、お伝えします。

似ているようで立ち位置が違う「経営計画」と「経営戦略」の違いについて知ることで、経営者として大きく成長しましょう!

 

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「経営計画」と「経営戦略」の違いとは?

「経営計画」と「経営戦略」の違いとは?

「経営計画」と「経営戦略」の違いは、「経営戦略」を達成するために「経営計画」を立てるという関係性があり、同じ位置づけではありません。しかし、作成工程で繋がっていることから切っても切れない関係ということがわかります。

もう少し、詳しく見ていきましょう。

 

「経営計画」とは「経営戦略」に基づいて作られるもの!

「経営計画」とは、中長期的な企業の目標を決めた「経営戦略」に基づき、実際どのような行動をしていけば達成できるのかを数値計画や行動計画にしたものです。

一般的に3~5年の中期経営計画を作ることになります。そして、中期経営計画を実行するために短期経営計画を立てることで、経営戦略を達成するための行動を非常にとりやすくなります。

 

「経営戦略」とは「経営理念」に基づいて作られるもの!

「経営戦略」とは、企業の目的や方向性を掲げた「経営理念」に基づき、市場の環境変化や競合の動向をリサーチして分析し、自社がどのように対応していくか目指すべき方向性を決めたものです。

そのため「経営計画」を作る前に作っておくものになります。

つまり、このような流れになります。

「経営理念」→「経営戦略」→「経営計画」

そしてこの3つは、常に一貫性が保たれるようにつくらなくてはなりません。

 

「経営戦略」で中長期的な目標を達成させる!

「経営戦略」で中長期的な目標を達成させる!

「経営戦略」とは、前章でもお伝えしたとおり、市場の環境変化や競合の動向をリサーチして分析し、自社がどのように対応していくか目指すべき方向性を決めたものをいいます。

「経営理念」を実現するためには、しっかりとした「経営戦略」を立て、具合的な目標を決めることが大切です。

要するに、「経営戦略」で中長期的な目標を達成させるためには、中長期的な目標やゴールを決め、それを達成するために経営資源(ヒト、モノ、カネ)を最適かつ計画的に配分していくことが基本です。

 

戦略を達成させる具体的な方法「経営戦術」とは?

「戦略」と似ている用語で「戦術」というものがあります。

この2つは似ていますが意味が少々異なります。どちらも元々は軍事用語ですが、現在はビジネスの世界でも使用されています。

「戦略」・・・中長期的な企業全体の目標、方向性を計画することを指し、そのために経営資源の運用方法を考えたり、準備したりすることをいいます。
「戦術」・・・もっと短期的で、戦略を達成するための具体的な方法やノウハウを意味します。

企業活動の大きな目標として「経営戦略」が存在し、それを達成するための細かいプロセスが「経営戦術」といったところかもしれません。

 

なぜ「経営戦略」が必要なのか?

戦後の日本経済は高度経済成長や人口増加に伴い、特徴ある経営戦略を打ち出さなくても右肩上がりの成長を遂げてきました。

しかし、バブル崩壊以降リーマンショックなどの金融危機、国際競争の激化など日本を取り巻く経済状況は刻々と変化してきました。

また、技術の発達や新興企業、異業種からの参入も相次ぎ、市場シェアが脅かされることも当たり前の時代になりました。

変化する経済環境に対応するため、企業は自社の強みを正確に把握し、長く企業を存続させるための計画や具体的な戦略を打ち出し、それを競合他社よりも早く実現していくことが求められています。

そのために「経営戦略」が必要なのです。

 

「経営計画」で目標達成に至るまでのプロセスが明確になる!

「経営計画」で目標達成に至るまでのプロセスが明確になる!

経営は行き当たりばったりでは上手くいきません。

将来にわたって企業を存続させるには目標達成に至るまでのプロセスを示したロードマップが必要になります。

この役目を果たすのが「経営計画」です。きちんとした計画があれば目標に向かって着実に歩みを進めることができます。

「経営計画」がもたらす効果として、目標達成に至るまでのプロセスが明確になることがありますが、それ以外にも良い効果があります。

【中期経営計画を作成する4つのメリット】
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メリット2:会社が目指すべき方向性がわかる
メリット3:現状と目指すべき方向性の差異を検証&対策できる
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こちらの記事に、経営計画のメリットや必要性などを詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

>>中期経営計画の必要性とは?未来を見据えた計画が会社を救う!!

中期経営計画の必要性とは?計画を作成する5つの効果と4つのメリット
中期経営計画は3年後または5年後など未来を見据えた経営計画です。しかし、正直言って、半年後や1年後がどうなっているかわからないのに3年後または5年後を予測して経営計画なんてできないですよね。では中期経営計画は必要ないのでしょうか?本記事では経営計画を作成する効果やメリットから中期経営計画の必要性をお伝えしていきます。

目標達成をめざす「経営計画」の作り方

目標達成をめざす「経営計画」の作り方

目標達成に至るまでのプロセスを明確にする「経営計画」はどのように作ったらいいのでしょうか?

ここでは、目標達成をめざす「経営計画」の作り方をご紹介します。

 

①自社のことを知る

まずは自社の現状や強み、改善点を理解することが大切です。そのためには自社の情報を出来るだけたくさん書き出し、客観的に眺めてみましょう。

売上高や利益構成はどうなっているのか、主要な顧客は誰なのか、顧客にとってのメリットは何か、など自社の情報を書き出していくことで様々な情報が見えてきます。

 

②周囲のことを知る

次に行うのは自社を取り巻く環境を知り、整理することです。企業は常に様々な環境の変化にさらされています。「経営計画」を立てるために今後の市場を予測し、対応策を考える必要があります。

外部環境についてはいろいろな要素がありますが、特に注目したいのは市場動向と競合の状況です。

自社の市場の将来性について考えてみましょう。今後も拡大が見込めそうなのか、減少しそうなのか的確な情報をもとに予測します。

次に競合他社について把握します。現在、競合は何社あるのか、どんな戦略をとっているのか、具体的な情報が必要です。

 

③将来の目標を設定する

「経営計画」は中長期的な範囲でつくるのが一般的です。

目標とする売上高や従業員数などは具体的に数値化しましょう。

また自社の事業を見直し、どの方向へ成長させていくのか定めることで、やるべきことも見えてきます。

 

④目標を達成するための方法を決める

先程、設定した目標を達成するための方法を考えましょう。

誰をターゲットにするのか、そのターゲットにどんな商品やサービスを提供するのか、自社の商品やサービスがどのような価値を与えるのか、その価値を生み出すためにどのような設備や技術を用いるのか、具体的にイメージすることが大切です。

「経営計画」を作ったら、しっかり実行していきましょう。

社員全員で役割分担をし、実際の業務の中で実行可能なタスクに落とし込んでいきます。月ごとに明確な目標を設定することで進捗や達成状況も確認しやすくなります。その都度、話し合いや改善を繰り返し、無理のない範囲で実行していくことが大切です。

さらに具体的な中期経営計画の作り方はこちらを参考にしてください。

 

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中期経営計画を作ってもいつも計画倒れ・・・そんなふうに思っていませんか?それは数字を当てはめただけの中期経営計画だからかもしれません。本来、中期経営計画は経営者の思いを数字に落とし込んでいくものです。本記事では中期経営計画のわかりやすい作り方である5つのステップを活用して経営者の思いを数値化していく流れをお伝えします。

まとめ|「経営計画」と「経営戦略」の違いを知って目標達成をめざそう!

まとめ|「経営計画」と「経営戦略」の違いを知って目標達成をめざそう!

「経営計画」と「経営戦略」の違いについて、お伝えしました。

「経営計画」と「経営戦略」だけでは経営はできません。

まず、企業の目的や方向性を「経営理念」で掲げ、次にその目的を達成するために「経営戦略」を立て、具体的な目標やゴールをしっかり定めます。さらに「経営戦略」を確実に実行するために「経営計画」を作るという流れが必要になります。

この3つは繋がっており、切っても切れない関係です。もし、どこかが欠けてしまうと経営自体が上手く回らなくなる可能性もあります。

「経営計画」と「経営戦略」の違いを知り、もっといろいろな方面にアンテナを張り、興味のあることはどんどん学び、目標達成をめざしていきましょう。

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