経営理念のパクリっぱなしはダメ!パクリによるメリットデメリットとは?

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経営理念のパクリっぱなしはダメ!パクリによるメリットデメリットとは? 経営理念

あなたの会社には経営理念はありますか?

もしないならば、経営理念を考えるのは、なかなか大変な労力が必要かもしれません。

「経営理念を考えてみたけど、いいのが思い浮かばない・・・」

「他の企業の経営理念が自分の会社の目指している方向性と同じであればパクってしまいたい。」

そんな気持ちになる方も少なくないようですね。

ここで、経営理念のパクリはアウトなのか?セーフなのか?

経営理念のパクリによるメリット・デメリットと合わせてお伝えしていきます。

 

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経営理念のパクリはアウト?セーフ?

経営理念のパクリはアウト?セーフ?

まず、経営理念のパクリはアリなのでしょうか?

「経営理念は必要だと思うけど、経営理念をつくるのって大変そうだよね。」

そう思って他の企業の経営理念をそのままパクるのはやめておいたほうがよいでしょう。

理由は、あなたの思いや考えが入っていない経営理念になるからです。

そもそも経営理念とは、経営者が示す「企業の活動方針を示す基本的な考え方」です。

経営理念は、経営者の「考え方」なのです!

経営理念があることで、会社の目指す方向性が定まり、従業員に浸透させることで心を一つにさせ、全社一丸となって経営を進めていくことになります。

それゆえに経営理念をパクるということは、経営者の「考え方」そのままではないので、いろいろと支障が出てくる可能性があります。

ただ


この企業の考え方に共感した!
こんなふうになりたい!
だから経営理念をパクりたい!!

こういった考え方もあるでしょう。

その場合は、経営理念を完全にパクるのではなく、自社らしい経営理念に変えていくなら、ある程度参考にするのはいいのかもしれません。

いやいや、やっぱり経営理念は自分で作るよという方は、こちらの記事に経営理念の作り方や効果などを書いてあるので、合わせてお読みください。

>>経営理念とは?わかりやすく例を挙げて効果や作り方を説明します!

経営理念とは?わかりやすく例を挙げて効果や作り方を説明します!
経営理念が必要かもという気持ちになっても「うちのような小さな会社には関係ないのでは?」と思われる経営者の方がいるかもしれません。しかし、最近では大企業だけでなく、中小企業でも経営理念の重要性が注目されています。本記事は、経営理念の意味や効果、メリットなどを紹介し、経営理念の作り方や事例をわかりやすく説明いたします。

経営理念のパクリによる3つのメリット

経営理念のパクリによるメリットを3つ紹介いたします。

経営理念の完全パクリはおすすめしませんが、参考にする程度のパクリであれば、良い効果が見込める場合があります。

上手く活用することを前提にメリットを挙げてみました。

  1. 会社が目指したい企業をモデルにできる
  2. 経営理念を自社らしく変換していける
  3. 手早く経営理念ができる

 

①会社が目指したい企業をモデルにできる

経営理念のパクリによる1つ目のメリットは、「会社が目指したい企業をモデルにできる」ということです。

「うちの会社は最近従業員に活気がない。でも、会社を盛り上げるために創業時のような活気を取り戻したい。」

そんな時は、経営者がこんなふうに活気ある企業にしたいなぁと思う企業の経営理念を参考にするのもよいでしょう。

モデルとなる企業があるということは、会社の方向性を見極めたいときの道しるべにもなります。

そういった意味で、会社が目指したい企業をモデルにするために経営理念を参考にするのは有効的だとみられます。

 

②経営理念を自社らしく変換していける

経営理念のパクリによる2つ目のメリットは、「経営理念を自社らしく変換していける」というところです。

先ほど、経営者がこんなふうに活気ある企業にしたいなぁと思う企業の経営理念を参考にするのもよいでしょうとお伝えしました。

参考にするということは、気に入った経営理念をそのままパクるのではなく、経営者の考え方や自社に合わせた経営理念に変換していくことです。

例えば、ある企業の「みんなを笑顔に!」という経営理念があったとしましょう。

そのまま使えば経営理念のパクリですが、割とありふれている言葉なので、そのままでも差し支えないのかもしれません。

しかし、割とありふれている言葉だという感覚は人によって違います。あの経営理念のパクリだよねって後で言われないように一工夫しましょう。

「みんなを笑顔に!」という経営理念はそのまま使うのではなく、自社にあわせて「どんな人を何を使ってどんなふうに笑顔にするのか」というところまで経営者の思いを乗せることが出来れば、パクリではなく、自社らしい経営理念になります。

 

③手早く経営理念ができる

経営理念のパクリによる3つ目のメリットは、「手早く経営理念ができる」ということです。

経営理念のパクリによる1つ目、2つ目のメリットをみていただければわかるとおり、すでにある経営理念から独自の言葉に変換していくだけで自社らしい経営理念ができます。

本来、経営理念を作ろうとすると、次のような手順が必要になります。

実際に経営理念を作った企業の「経営理念の基本的な作り方」の手順です。

  1. 会社を立ち上げたときの経緯、どんな考えを持っていたかを思い出す
  2. 経営者が大切にしている言葉(座右の銘など)を大きい付箋で書き出す
  3. 大きい紙に付箋を並べて、似た言葉同士でマルで囲む
  4. マルで囲った中から、さらに言葉を選ぶ
  5. こうありたい姿を思い浮かべ、選んだ言葉から経営理念を考え出す
  6. しっくりくるまで練り直す

経営理念の作り方の手順からわかるとおり、「経営者ご自身の言葉」で表すことが重要になります。

経営理念のパクリは、手早く経営理念が作れて効率的ですが、そのまま使わずに「経営理念の基本的な作り方」で練り直して、自社らしい経営理念にするとよいでしょう。

 

経営理念のパクリによる3つのデメリット

経営理念のパクリによる3つのデメリット

ここまでお伝えしたように、経営理念の完全パクリはおすすめしません!

経営理念をパクることは自社らしさをなくすことになりかねないからです。

次に経営理念のパクリによるデメリット3つ紹介いたします。

  1. モデル企業と自社が合わなくなる可能性がある
  2. 自社らしさを出すのが面倒になる
  3. 従業員に浸透しにくい

 

①モデル企業と自社が合わなくなる可能性がある

経営理念のパクリによる1つ目のデメリットは、「モデル企業と自社が合わなくなる可能性がある」ということです。

「この経営理念はめちゃ共感できる!この経営理念をパクろう!!」

そう思ってパクってみたものの、いざ使ってみると自分の会社の方向性と少しズレている可能性があります。

そりゃそうですよね。

人も一人一人違う個性を持っているように、企業だって同じです。

企業の風土や慣習は今まで培われてきたものなので、共感したからといって同じにはなれないのです。

また、企業によっては事業の方向転換をする可能性もあります。

経営理念をまるパクリするのではなく、早期にあなたの思いが込められた経営理念に変えておくと、モデル企業と自社が合わなくなる可能性があることの問題も解消できるでしょう。

 

②自社らしさを出すのが面倒になる

経営理念のパクリによる2つ目のデメリットは、「自社らしさを出すのが面倒になる」ということです。

経営理念をはじめはパクったとしても、自社らしさを出していくことで、あなたの会社のための経営理念になります。

自社らしさを出すのが面倒になるということは、正直言ってはじめからお飾りの経営理念が欲しかっただけということになり、全く意味のない経営理念になりかねません。

経営理念をパクろうと思うのであれば、そのままにせず、自社らしさを出していくようにしましょう。

 

③従業員に浸透しにくい

経営理念のパクリによる3つ目のデメリットは、「従業員に浸透しにくい」ということです。

はじめにも伝えましたが、そもそも経営理念とは、経営者が示す「企業の活動方針を示す基本的な考え方」です。

経営者の「考え方」なのです!

経営者の「考え方」である経営理念は、会社が目指す方向性を定め、従業員に浸透させることで心を一つにし、会社一丸となって経営を進めていくことになります。

ということは、経営者の「考え方」が反映されていない他の企業の経営理念をパクっても従業員に浸透するわけがないですよね。

パクリ経営理念は早急に自社らしい経営理念に生まれ変わるようにし、従業員への浸透に力を注ぐようにしましょう。

 

経営理念をパクリたい!どんな企業の経営理念を参考にする?

経営理念をパクリたい!どんな企業の経営理念を参考にする?

経営理念をパクるのは基本アウトです。

そうは言っても、経営理念をパクリたい!どんな企業の経営理念を参考にするのいいのかな?という思いもあるかもしれません。

パクりたい!ではなく、参考にしたい!のであれば、次の3つの経営理念を参考にしてください。

  1. 同じ業種の企業の経営理念
  2. 共感できる企業の経営理念
  3. 将来こうなりたいと思う企業の経営理念

 

①同じ業種の企業の経営理念

他の企業の経営理念を参考にするなら、まずは「同じ業種の企業の経営理念」でしょう。

自動車業界なら自動車業界の、病院なら病院の、飲食業なら飲食業の経営理念なら経営の方向性も似通っているため、同じ業種の企業の経営理念を参考にするのは良い考えでしょう。

ただし、同じ業種でも高級料理店とファーストフード店とは目指すところが異なるため、注意が必要です。

 

②共感できる企業の経営理念

他の企業の経営理念を参考にするなら、「共感できる企業の経営理念」もいいでしょう。

お客様重視ならお客様重視の、利益重視なら利益重視の、地域貢献重視なら地域貢献重視の経営理念なら、業種関係なく共感できる企業の経営理念を参考にしてみるのもよいでしょう。

しかし、お客様重視という面で共感できても「お客様をお待たせしません」というスピード感のある企業と「お客様には優雅なひとときを」と癒しを提供する企業とでは、同じお客様重視の企業でも異なる場合があるので注意が必要です。

 

③将来こうなりたいと思う企業の経営理念

他の企業の経営理念を参考にするなら、「将来こうなりたいと思う企業の経営理念」もよいでしょう。

ある経営者の話ですが、今までは利益主義、従業員には残業させてでも成果をあげるという考えをお持ちの方でした。しかし、諸事情で経営計画をつくることになり、きちんと会社と向き合って考えたときに今までの考えではいけないと気が付き、将来こうなりたいと思う経営理念を掲げて再スタートをきりました。

再スタートを切りたいと思うときは、将来こうなりたいと思う企業の経営理念を参考にすることは未来を見据えた経営理念になるのでとてもよいでしょう。

 

まとめ|経営理念はパクリっぱなしでなきゃアリじゃない?!

まとめ|経営理念はパクリっぱなしでなきゃアリじゃない?!

経営理念は一から作ろうと思うと結構大変です。

すでにあるいろんな企業の経営理念をパクってもいいならそうしたいですよね。

しかし、そもそも経営理念とは、経営者が示す「企業の活動方針を示す基本的な考え方」です。

経営者の「考え方」なのです!

経営者の「考え方」である経営理念は会社が目指す方向性を定め、従業員に浸透させることで心を一つにし、会社一丸となって経営を進めていくことになります。

それゆえに経営理念をパクるということは、経営者の「考え方」そのままではないので、いろいろと支障が出てくる可能性もあります。

経営理念のパクリによるメリット・デメリットはこちらになります。

【経営理念のパクリによるメリット】

  1. 会社が目指したい企業をモデルにできる
  2. 経営理念を自社らしく変換していける
  3. 手早く経営理念ができる

【経営理念のパクリによるデメリット】

  1. モデル企業と自社が合わなくなる可能性がある
  2. 自社らしさを出すのが面倒になる
  3. 従業員に浸透しにくい

 

もし、パクりたい!ではなく、参考にしたい!のであれば、次の3つの経営理念を参考にしてください。

【参考になる企業の経営理念】

  1. 同じ業種の企業の経営理念
  2. 共感できる企業の経営理念
  3. 将来こうなりたいと思う企業の経営理念

経営理念の完全パクリはアウトですが、パクリっぱなしではなく、参考にするのであればアリなのではないでしょうか?

いい企業の経営理念を参考にすることで、自社らしい経営理念にたどり着けることを願っています。

面白い経営理念を集めてみましたので参考までにご覧いただければ幸いです。

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