資金繰り表を作るとき、エクセルに数字をいくつか当てはめてササっと自動計算してもらえたらすごく楽ですよね。
そんな資金繰り表を自分で一から作るのは少し根気な作業になります。
しかし、自分でエクセルを使って自動計算などいちいち入れなくても、すでに出来上がっている資金繰り表が公的機関のサイトにあるのです。
本記事では、5つの質問に答えるだけで、ササっとエクセル自動計算してくれる中小企業庁のサイトにある資金繰り表をご紹介いたします。
会社の未来を見据える為に、エクセル自動計算で簡単に資金繰り表をつくり、最適な道を進んでいきましょう!
資金繰り表はエクセル自動計算で!無料のツールが中小企業庁にあった!!
資金繰り表をエクセル自動計算できたらすごく楽ですよね。
しかし、自分でエクセルを使って自動計算機能を作っていくのはちょっと大変です。
実は、中小企業庁の早期経営改善計画(通称:ポストコロナ持続的発展計画事業)のページに「簡易資金予定表」をつくるツールがあります。
この「簡易資金予定表」は、資金繰り計画表を簡易的に作るツールで、無料です。
いくつかの質問に答えるだけで、簡易的な資金繰り表が作られます。
そして、いくつかのパターンの「簡易資金予定表」を作っていくことで、事前に資金繰り表の検討ができ、本格的な資金繰り表にしていくことができます。
エクセル自動計算できる資金繰り表の使い方
エクセル自動計算できる資金繰り表の使い方の手順はシンプルでとても簡単です。
②「基本情報」の5つの質問に答える
③資金繰り表を確認する
では、画面を見ながら、資金繰り表を作っていきましょう。
①「簡易資金予定表」をダウンロードする
まず、中小企業庁の早期経営改善計画(通称:ポストコロナ持続的発展計画事業)のページにある「簡易資金予定表」をつくるツールの場所に移動します。
次に、そのページの下のほうにある「資金予定表かんたん作成ツール」の「資金予定表かんたん作成ツール【通常用】」をダウンロードします。
※【通常版】と【製造業版】がありますが、事業にあわせて選択してください。
ダウンロードしたエクセルを開いて「基本情報」タブであることを確認し、「編集を有効にする」をクリックしてください。
②「基本情報」の5つの質問に答える
「基本情報」タブにある5つの質問に答えます。
この5つの質問に答えることで、エクセルで自動計算してもらえます。
- 今後6ヶ月の売上・仕入の予定金額を教えて下さい。
- 来月支払予定の経費について、教えて下さい。
- 現預金について、教えて下さい。
- 売上の回収方法と入金までの期間を教えて下さい。
複数者取引がある場合は、原則平均。算出困難な場合はメイン取引先の条件を入力。 - 仕入の支払方法と入金までの期間を教えて下さい。
複数者取引がある場合は、原則平均。算出困難な場合はメイン取引先の条件を入力。
はじめに事例としてすでに数字が入っているので、今回はこのままの数字にします。
③2パターンの資金繰り表を確認する
「【参考】簡易資金予定表」のタブに入れ替えると、5つの質問の回答が反映された資金繰り表が表示されます。
①の資金繰り表が「資金予定表」、②の資金繰り表が「達成率を加味した資金予定表」です。
「達成率を加味した資金予定表」とは、計画通りに進まなかったケースを想定し、例えば売上達成率60%になった場合など、「達成率見込」のところに数字を入力してできる資金繰り表です。
「達成率見込」を60%にすると、「達成率を加味した資金予定表」の「R3年10月」で資金繰りがショートしてしまうのは、お分かりいただけましょうか?
この場合、このタイミングで借入が必要だとか、経費削減の提案とか、そもそも達成見込を60%まで落とさない仕掛けなど、資金繰りがショートしないための対策を考えるきっかけになるとよいでしょう。
エクセル自動計算できる資金繰り表を自分で作るのは難しい?
資金繰り表を作ってみようとしたとき、エクセルで自動計算するのって意外と難しいと感じられる方は多いのではないでしょうか?
そもそも、資金繰り表は、将来資金の残高がどうなるかを未来予測します。
資金不足があれば事前に対策をしておくことができるので、経営をしていく上で資金繰り表はとても大切です。
資金繰り表の作成は任意のため、決まった形式はありませんが、自分でエクセル作成することも可能ですので、一度作ってみてください。(※自動計算はしませんが、ダウンロードしてカスタマイズすることは可能です。)

まとめ|資金繰り表はエクセル自動計算で!無料ツールを活用しよう!!
資金繰り表はエクセル自動計算できます。
本記事では、簡単な質問に回答するだけで、エクセル自動計算してくれる資金繰り表が公的機関の無料ツールを紹介しました。
今後の見通しはどうなのか?
いくつかの資金繰りパターンを考えるのにとても役立ちますよ。
自分で細かい計算しなくてもエクセル自動計算してくれる資金繰り表を是非使ってみましょう!
株式会社マストップは、将来こうなりたいと目指す姿に向かっている経営者と一緒に伴走していくMAS監査事業をおこなっています。
当社が提供する経営計画サポートは、「現状を把握すること」「あるべき姿(目指す姿)を明確にすること」「全社員で共有すること」を促進し、ビジョンの達成、継続的な黒字経営を実現するための課題に取り組むことを支援することです。
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