事業承継計画を「将軍の日」で!親子の思いが伝わる中期5ヵ年経営計画

事業承継計画を「将軍の日」で!親子の思いが伝わる中期5ヶ年経営計画 将軍の日

2022年10月4日(火)

「将軍の日」を福井県にて開催しました。

「将軍の日」とは、社長が1日で中期5ヵ年経営計画を立案するセミナーです。

今回は、建築業A社の経営者と後継者のお二人にご参加いただき、税理士や担当者のサポートのもと、1日かけて事業承継計画について考えていただきました。

本記事では、参加していただいた経営者と後継者の感想と「将軍の日」ってどのようなことをするのかという1日の流れをご紹介いたします。

「将軍の日」を活用して中期5ヵ年経営計画を立てていただき、事業承継の準備をすすめていきましょう。

 

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将軍の日に参加された経営者と後継者のお二人の感想は?

将軍の日に参加された経営者と後継者のお二人の感想は?

建築業A社の経営者と後継者のお二人の将軍の日に参加された感想を紹介します。

経営者の感想 中期計画は2025年までできていたが、2人で話し合いをして2026年までの数値目標等を共有でき、少しずつ承継していく。
後継者の感想 まだまだ経営に関して知らないことが多すぎたのですが、経営するにあたって大事なことがだんだんわかってきました。今後少ない時間の中で多くの事を吸収できる様にがんばっていきます。本日はありがとうございました。

 

経営者と後継者のお二人が、一緒にこれからの会社のことを考える、本当に貴重な時間だったことが伝わりますね。

 

事業承継計画を一緒に考えた巡回監査担当者と担当税理士の感想

事業承継計画を一緒に考えた巡回監査担当者と担当税理士の感想

将軍の日で事業承継計画作成をサポートした巡回監査担当者と担当税理士の感想も聞いてみましょう。

巡回監査担当者の感想です。

今回は現社長さんと後継者の方とお二人。

お二人で話をする機会がなかなか持てていないとのことでしたので、これから会社をどのような方向へ進めていくのか、お二人で同じ【目的地】を思い描いていただきたいと思い、ご参加いただきました。

目標を掲げることはとっても大切!ですが、計画を策定することはスタートラインに立つことであり、目標達成のためにいつまでに何をするのかを具体的に考え、実際に行動していくことがとってもとっても大切。

監査担当者としてお二人の思いを大切に今後ともサポートしていけるよう日々頑張っていきます!

 

担当税理士の感想です。

親子で参加。
現社長と後継者は、お互い分かっているようで分かっていない関係。【将軍の日の参加目的】
現社長の事業承継プランを後継者が理解しているか。
【事業承継プランでの目玉】
新社屋建設。40周年お披露目社長交代式。会長職としての社長引退後の楽しみプラン。親子の会話は無いにも関わらず、後継者は現社長の計画に同意していることが理解できた。経営陣(=家族)間での意思疎通が足りないことも露呈した。経営会議はやっているとは言うものの、必要に応じて開催するよりも定期的に開催することの重要性を確認した。身内だから理解してくれるだろうでは駄目であることを認識した。将軍の日の冒頭では、(普段同じ会社に居るはずなのに)現経営者と後継者の対話が足りないように感じた。今回の将軍の日は1日という限られた時間の中で、お互いが経営を考える絶好の機会だったと感じられた。将軍の日は、後継者にとって、現経営者の考えを学ぶには大変良いプログラムであると思う。おまけに会社の歴史も学習できるし、現経営者の想いも垣間見ることができる。この体験は、後継者の今後の経営者としての基礎を作ることになるだろう。将軍の日に参加して、経営計画が既にあって経営会議が運営されている会社であっても、目標達成のためには社長の伴走者の必要性を感じた。
会社の成熟度に関係なく、MAS監査の必要性を痛感した。

中期5ヵ年経営計画「将軍の日」とは?

将軍の日ポスター

 

「将軍の日」とは、戦国時代に将軍が戦場から離れた陣営で、戦局を見極め、戦略・戦術を立てたように、経営者が日常業務から離れ、電話も来客もない環境で、会社の将来を考え抜く時間を持ち、中期5ヵ年経営計画を立てるセミナーです。

経営者の方は、いつも会社のことを考えています。

しかし、それは今月の売上であったり資金繰りであったりと直近の課題などについてがほとんどではないでしょうか?

今の課題をこなしていくことも大切ですが、それだけでは会社がどこに向かっていくのかみえません。

車の運転において出発地から目的地に着くためにはカーナビを利用します。道路工事や交通渋滞などによりルートから外れた場合はカーナビをみて元の道に戻るためにはどうすればいいか?他のルートはないか?などを確認し軌道修正します。

同じように、会社経営も現状からなりたい姿、すなわち目標にむかっていくためには経営計画が必要です。不測の事態により計画どおりにいかなくなった場合は、経営計画と現状の際を認識し、今後の課題解決の方向性を示すことができるのです。

そのために会社経営には中期5ヵ年経営計画が必要なのです。

会社の未来をしっかり考えることは、日常業務の中ではなかなか時間を取ることができないため、「将軍の日」にて1日じっくり考えていただき、それを経営計画に落とし込んでいくことができます。

 

将軍の日の一日の流れ

将軍の日の一日の流れ

「将軍の日」とは、日常業務から離れ、会社の将来を考え抜き、中期5ヵ年経営計画を立てるセミナーだといいますが、実際どんなことをするのでしょうか?

「将軍の日」の1日の流れは次のようになっています。

【中期5ヵ年経営計画立案サポート「将軍の日」の当日の流れ】

10:00~10:30|導入講義
10:30~11:20|自社分析【実習 1】
11:30~12:25|経営理念・中期ビジョン【実習 2】
12:25~13:00|お昼休憩
13:00~14:45|5ヵ年数値計画【実習 3】
15:00~16:30|目標設定【実習 4】
16:30~17:30|まとめ

それでは、「将軍の日」の1日の流れがどのように行われるのかみていきましょう!

 

10:00~10:30|導入講義

はじめに将軍の日開催にあたり、挨拶や自己紹介があります。

その後、講師から経営計画の目的や経営に必要な3つの要素などの導入講義を受けます。

 

10:30~11:20|自社分析【実習 1】

10:30~11:20|自社分析【実習 1】

つぎに現状を把握するため、自社分析をします。

「販売力分析」と「体力分析」の質問に5段階評価などしていただき、分析結果をみます。

 

11:30~12:25|経営理念・中期ビジョン【実習 2】

11:30~12:25|経営理念・中期ビジョン【実習 2】

午前中の最後は、経営理念・中期ビジョンを立てます。

その理由は、中期5ヵ年経営計画を立てる前に社長が「目標」を示すことが大切であるからです。

「経営理念」を明確化し、「中期ビジョン(目標)」を設定していきます。

数年後(5年後)に「どうなっていたいか」「どうあるべきか」を事業規模や事業領域から考えることで、これからどこで勝負していくかということを明確にすることができます。

 

12:25~13:00|お昼休憩

お昼休憩では、お弁当をいただきました。

将軍の日では、自社の未来をしっかり考える為、頭をフル回転させます。

和食屋さんのお弁当でとてもおいしかったです。

12:25~13:00|お昼休憩

 

13:00~14:45|5ヵ年数値計画【実習 3】

13:00~14:45|5ヵ年数値計画【実習 3】

午後からは、5ヵ年数値計画をたてていきます。

午前中に考えていただいた、数年後(5年後)に「どうなっていたいか」「どうあるべきか」を事業規模や事業領域を中期経営目標として設定します。

5年後のあるべき会社の姿を描きながら、そうなるための「売上・原価計画」、「人件費・他経費計画」、「設備・借入計画」について前向きな数値を経営シミュレーションしました。

 

15:00~16:30|目標設定【実習 4】

15:00~16:30|目標設定【実習 4】

5年後に「どうなっていたいか」「どうあるべきか」といった中期経営目標を改めて確認します。

中期経営計画を踏まえて、当期は何をするかという当期経営目標を決定し、数値目標と行動目標を考えていただきました。

 

16:30~17:30|まとめ

16:30~17:30|まとめ

最後に、経営者の方が作られた中期5ヵ年経営計画を印刷して冊子にし、授与式を行いました。

また、中期5ヵ年経営計画を達成していただく為に必要な事について、人類が月に行けた理由に基づいた「ロケット理論」を使ってご説明いたしました。

  1. 「目標が明確」になっていること
  2. 「目標達成方法」が具体化されていること
  3. 「達成管理の仕組み」が確立されていること

経営においても同じで、タイムリーに目標とのズレを把握し、すぐに改善の手立てが打てる仕組を持っておくことが目標を達成するために重要となります。

ロケット理論について詳しく書いてある記事がありますので、あわせてご覧ください。

 

ロケット理論!中期5ヵ年経営計画の目標達成するための3つの要件とは?
中期5ヵ年経営計画を立てたのに途中でうまくいかなくなったということはありませんか?それは「ロケット理論」の3つの要件が1つでも欠けていたからかもしれません。「ロケット理論」は目標達成するための考え方です。この考え方を取り入れることで中期5ヵ年経営計画をより実行可能にし、数年後の目標により近づけることができます。

まとめ|事業承継計画を「将軍の日」で!

「将軍の日」とは、社長が1日で中期5ヵ年経営計画を立案するセミナーです。

今回は、建築業A社の経営者と後継者のお二人に事業承継につながる中期5ヵ年経営計画を考えていただきました。

当日、将軍の日の司会進行やシステムサポートのスタッフは、お二人が各自の思いを共有されている姿に喜びを感じていました。

 

今回の将軍の日は、社長と後継者の2名での参加で、今後の経営を共有する大切な場でした。

最初は計画策定に戸惑いながらもプランを立てる後継者と、何度も計画策定のご経験のある社長という二人の姿が印象的でした。

後半には各自の想いを共有する時間も作り、話が盛り上がるところもあり良い時間が過ごせたのではと思いました。

計画は毎年策定するのが標準なので、来年さらに成長した姿でぜひ参加をお待ちしています。

 

システムサポートとして当日お手伝いさせていただきましたが、社長様の思いと後継者様の思いをお互いが再確認できた、とても素晴らしい1日だったのではないかと感じています。

 

今回参加していただいた企業様の事業承継やさらなる飛躍をサポートしていきたい所存です。

将軍の日に参加していただきいろんな気づきを得ることができてとてもよかったと思います。

 

売上向上、事業拡大、人材育成、後継者問題・・・

経営の悩みは次から次へと出てくるものです。

経営者が忙しいのは
このように多くの課題があるから当然のこと。

それでも計画のない経営は
闇の中を歩いているのと同じです。

中期5ヶ年経営計画立案サポート
「将軍の日」
で経営の闇に光を灯しましょう!

弊社が提供する経営計画サポートは、「現状を把握すること」「あるべき姿(目指す姿)を明確にすること」「全社員で共有すること」を促進し、ビジョンの達成、継続的な黒字経営を実現するための課題に取り組むことを支援することです。

まずは当社の中期5ヶ年経営計画立案サポート「将軍の日」をご利用ください。

「将軍の日」の具体的な流れをみる

 

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