忙しいのに儲からない会社から脱却しよう!儲かる体質に変わる5つの方法

忙しいのに儲からない会社から脱却しよう!儲かる体質に変わる5つの方法 資金繰り対策

「毎日忙しく働いているのに、なぜか儲からない」

そんなモヤモヤを抱えていませんか?仕事はたくさんあるし、スタッフもがんばっている。しかし、会社の利益が伸びないし、通帳の残高は増えない。それは、頑張りが「儲け」に結びついていないサインかもしれません。

本記事では、「忙しいのに儲からない会社」に共通する5つの特徴と、利益体質に変えるための5つの方法をわかりやすく解説します。

この記事を読めば、どんな会社でも利益を出せる土台づくりができるようになります。今こそ、経営を見直すチャンスです!

 

忙しいのに儲からない会社の5つの特徴

忙しいのに儲からない会社の5つの特徴

「とにかく毎日忙しい」「休みが取れない」「でも利益はほとんど残らない」そんな悩みを抱える経営者の方は少なくありません。

ここでは、儲からない会社に共通する5つの特徴をご紹介します。もし当てはまるものがあれば、それが儲からない体質になっているサインかもしれません。

 

特徴①行き当たりばったりの経営

その場しのぎの対応ばかりで、会社の将来について考える時間が取れていないような状態になっていませんか?

売上が下がったら値下げする、人手が足りなくなったら急いで求人を出すといった「反応型の経営」を続けていると、いつまでも忙しさから抜け出せません。経営には「考える時間」と「方向性」が必要です。

まずは月に1回、社長が「考える時間」を確保し、会社の目的や目標、中長期的な方向性を整理しましょう。思いつきで動かず、事業計画や優先順位を決めて動く習慣を作ることが、安定した経営への第一歩です。

会社の目的や目標、中長期的な方向性を整理するためには、中期5ヵ年経営計画をつくってみるとよいでしょう。私たちマストップがあなたの中期5ヵ年経営計画作成をサポートします。

 

特徴②数字に弱い

毎月の売上や利益がいくらか、自信をもって答えられますか?「会計のことは税理士に任せてるから」という方も多いですが、それでは危険です。

儲かっているように見えて、実はお金が残っていない会社はたくさんあります。最低限、損益計算書(利益)と資金繰り表(お金の流れ)は自分で理解できるようにしましょう。

毎月1回、試算表を見ながら売上・粗利・固定費・利益をチェックする習慣を持ちましょう。さらに、エクセルなどで簡単な「資金繰り表」を作成して、1〜3ヶ月先の資金予測を可視化することが重要です。

 

特徴③人・モノ・金の使い方に戦略がない

売上に貢献しない業務に人を割いていたり、効果が不明な広告にお金をかけたりしていませんか?

人材や設備、そして資金という経営資源は、どこにどう使うかで結果がまったく変わってきます。「何のために、どこに、どれだけ使うか」を明確にしておかないと、せっかくの資源がムダになってしまいます。

まずは、社内の業務や商品ごとに「どれがどれだけ利益を生んでいるか」を一度棚卸ししてみましょう。そして、稼げる仕事・売れる商品に人やお金を集中的に振り分けることで、ムダを減らし効率よく利益を出す経営ができます。

 

特徴④商品やサービスに収益性の視点が欠けている

「いいものを作れば売れる」それだけでは儲かりません。大切なのは「どの商品がどれだけ利益を出しているか」という視点です。

例えば、手間のかかるサービスばかり売れて、利益が薄い商品ばかり売れていると、会社は忙しくなるばかりで利益は増えません。利益率の高い商品・サービスを見極め、そこに注力する工夫が必要です。

すべての商品・サービスに対して「利益率」「作業時間」「リピート率」を把握し、利益率が高く、工数が少ない商品を主力に育てましょう。また、値決めの見直しやオプション販売も有効です。

 

特徴⑤「急ぎの仕事」ばかりに追われ「重要な仕事」ができていない

電話対応、クレーム処理、見積もり作成など、毎日の緊急対応に追われて本来やるべき「重要な仕事」が後回しになっていませんか?

重要な仕事とは、経営戦略の立案、改善策の検討、新規顧客開拓など、将来の利益をつくるための活動のことです。忙しさに飲み込まれていると、こうした重要な仕事に取り組む時間が奪われ、儲からない状態が続いてしまいます。

1日のうち30分でもいいので「重要な仕事のための時間」を確保し、経営者自身が未来の利益に直結する業務に集中しましょう。緊急対応はマニュアル化や社員への委任で減らせます。

 

儲かる体質に変わる5つの方法

儲かる体質に変わる5つの方法

「忙しいのに儲からない」という悩みから脱却するには、今の経営のやり方を見直し、儲かる体質に切り替える必要があります。

ここでは、そのための具体的な5つの方法をご紹介します。最初は難しく感じるかもしれませんが、一つひとつ取り組むことで、確実に「忙しいだけの会社」から「利益が残る会社」へと変わっていくでしょう。

 

方法①業務の「見える化」でムダとムリをなくす

毎日こなしている仕事の中には、実は「やらなくてもいいこと」「もっと効率よくできること」がたくさん潜んでいます。まずは、社員や自分がどんな業務にどれだけの時間を使っているのかを見える化してみましょう。

例えば、表計算ソフトで1週間の業務を書き出すだけでも、ムダやムリが見えてきます。業務の見える化によって、利益を生まない仕事を減らし、もっと儲かる仕事に集中できるようになります。

 

方法②利益重視の価格設定・商品設計を見直す

「安くしないと売れない」と思って、つい値引きしていませんか?でも、どれだけ売れても利益が出なければ、会社は疲弊してしまいます。

まずは、あなたの商品やサービスごとに「どれだけ利益が出ているか」を確認しましょう。そのうえで、「高くても価値を感じてもらえる」ようなサービス設計や価格の見直しをしていくことで、無理なく利益が上がる仕組みに変えていけます。

 

方法③中期経営計画を立てて「戦略的に儲ける」

中期経営計画とは、3〜5年先を見据えて、会社がどう成長していくかを描く「未来への設計図」のようなものです。

今だけを見てバタバタと動くのではなく、「数年後にどうなっていたいか」「そのために今なにをすべきか」を考えることで、経営に軸ができます。

特に、社員との目線合わせや、無駄な投資を避けるうえでも効果的です。忙しさの中でも、「戦略的に儲ける」ためには欠かせない視点です。

 

方法④顧客の本当のニーズに応える

「お客さんのために頑張っているのに、なぜか売れない」そんなときは、お客様の本当のニーズをきちんと捉えられていないのかもしれません。

お客様が「欲しい」と思うものと、会社が「良いと思っている」ものがズレていると、せっかくの努力が報われません。顧客の声を丁寧に聞いたり、実際の行動を観察したりすることで、ニーズを深く理解し、「売れるサービス」に変えていくことができます。

 

方法⑤キャッシュフロー経営を身につける

「黒字なのにお金が足りない」という声は、意外とよく聞きます。これは、「利益」と「お金の流れ」は違うからです。

キャッシュフローとは、会社に入ってくるお金と出ていくお金の流れのこと。これをしっかり把握できていないと、資金繰りが苦しくなり、成長のチャンスも逃してしまいます。毎月の資金繰り表を作るだけでも、先の見通しが立ちやすくなり、安心して経営判断ができるようになります。

 

中期経営計画を立てる3つのメリット

中期経営計画を立てる3つのメリット

「中期経営計画って大きな会社がやるものでしょ?」そう思っている方も多いかもしれません。しかし、実は小さな会社や個人事業主こそ、中期経営計画が経営のカギになります。

ここでは、その中期経営計画をつくることで得られる3つの大きなメリットをご紹介します。

 

儲かるビジネスモデルを明確にできる

日々の仕事に追われていると「何を軸にして利益を出すべきか」が見えにくくなります。中期経営計画を立てると「誰に、どんな価値を、どう届けていくか」というビジネスモデルを整理することができます。

例えば「高単価なリピーターを増やす戦略を取ろう」といった方針が見えると、時間や人材の使い方にも迷いがなくなります。つまり、儲けの形がハッキリするのです。

 

社員の行動が利益につながるようになる

中期経営計画には「会社の目標」と「そこに向かうための道筋」が書かれています。それを社員と共有することで、「自分たちの仕事が何のためにあるのか」が明確になり、ムダな動きが減ります。

例えば、「3年後に年商1億円を目指す。そのために今期は新規顧客を100社増やす」という目標があると、営業チームも企画チームも動きやすくなります。「社員の行動=会社の利益」につながるようになるのが大きなポイントです。

 

無駄なコストや業務が見える化されて削減できる

中期経営計画を立てる過程では、「今のやり方で本当にいいのか?」という視点で会社の現状を見直します。その中で、「必要以上に外注していた業務」「効果の薄い広告費」「手間のかかる割に儲からないサービス」など、見落としていた無駄が浮き彫りになります。

これを機に、利益に直結しない支出や業務を思い切って削減することで、経営の効率がぐんとアップします。「ムダを減らす=利益を増やす」ことに直結するのです。

中期経営計画は、ただの書類ではなく、会社を儲かる方向へ導く「地図」のような存在です。行き当たりばったりの経営から抜け出し、「これから3~5年でどう儲けていくか」を見える化することが、忙しいのに儲からない会社から脱却する第一歩です。

中期経営計画を立てることで、会社の儲け方が明確になり、社員の行動も利益に直結するようになります。とはいえ、「どう作ればいいのかわからない」という方も多いはず。

そんな方のために、5年後を見据えた計画を実践的に学べる【中期5ヵ年経営計画セミナー】を開催しています。

未来に向けて「儲かる体質」に変えたいと考えている方は、ぜひこの機会にご参加ください。

 

儲かる会社への第一歩を踏み出そう!

儲かる会社への第一歩を踏み出そう!

「忙しいのに儲からない」という状態は、誰にとってもつらいものです。でも、その状態は気合や根性だけでは抜け出せません。

ここからは、忙しいのに儲からない会社から一歩踏み出し、「ちゃんと利益が残る会社」に変わっていくための心構えと行動のヒントをご紹介します。

 

忙しいからこそ立ち止まって考えよう!

毎日の業務に追われていると、立ち止まる時間なんてないと思ってしまいがちです。でも実は、「今どこに向かっているのか?」を見つめ直す時間こそが最も大切だったりします。

車の運転でも、ナビがなければ遠回りをしてしまうかもしれません。経営も同じです。進む方向を間違えたまま頑張っても、なかなか成果にはつながりません。

ほんの30分でもいいので、手を止めて「理想の会社像」「今の課題」「3~5年後どうなりたいか」を考えてみましょう。その時間が、未来の利益に大きくつながっていきます。

 

一人で悩まず周りのサポートを活用しよう!

経営者は、どうしても「自分がなんとかしなければ」と抱え込みがちです。でも、すべてを一人で解決しようとする必要はありません。

同じような悩みを持った経営者の仲間、税理士や中小企業診断士などの専門家、商工会や支援機関など、周りにはあなたの力になってくれる人がたくさんいます。

信頼できる相談相手を見つけて、考えを整理したり、新しい視点をもらったりするだけでも、気持ちがラクになり、次の一手が見えてくるものです。

 

時間はかかっても確実に利益が残る会社にしよう!

「明日すぐに儲かる方法が知りたい!」という気持ち、すごくわかります。でも、急に売上がドカンと上がっても、それが続かなければ意味がありません。

本当に大切なのは、「着実に利益が残る体質」に会社を変えていくこと。そのためには、時間はかかっても、一歩ずつ土台を整えていくことが近道です。

まずは、中期経営計画を立てて、ムダを減らし、商品やサービスの見直しをしていきましょう。そうやって作り上げた会社は、景気や流行に左右されず、長く安定して儲けを出せるようになります。

 

まとめ|忙しいのに儲からない会社から脱却するには「変わる決断」を!

まとめ|忙しいのに儲からない会社から脱却するには「変わる決断」を!

「忙しいのに儲からない」という状態は、多くの経営者が抱える悩みです。でも、そのまま走り続けても、状況はなかなか変わりません。大切なのは、一度立ち止まり、「本当に利益が出る体質」に変える決断をすることです。

忙しさに流されず、一度立ち止まり、考えること。そして、勇気を持って小さな一歩を踏み出すこと。それが、「忙しいだけの経営」から「しっかり利益が残る経営」へと変わる第一歩です。

今日からできる小さな一歩を、ぜひ踏み出してみてください。

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当社が提供する経営計画サポートは、「現状を把握すること」「あるべき姿(目指す姿)を明確にすること」「全社員で共有すること」を促進し、ビジョンの達成、継続的な黒字経営を実現するための課題に取り組むことを支援することです。

まずは当社の中期5ヵ年経営計画立案サポート「将軍の日」をご利用ください。

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