2022年3月31日(木)
「将軍の日」を福井市にある金融機関様にて開催しました。
「将軍の日」とは、社長が1日で中期5ヵ年経営計画を立案するセミナーです。
今回、企業の後継者の方にご参加いただき、税理士や担当者のサポートのもと、1日かけて会社の方向性について考えていただきました。
本記事では、「将軍の日」に参加していただいた後継者の方のご感想と金融機関様にて開催した「将軍の日」について1日の流れをご紹介いたします。
「将軍の日」を活用して中期5ヵ年経営計画を立てていただき、会社の方向性をしっかりと考えて金融機関様と共有しながら成長していきましょう!
会社の方向性を考える経営計画を作成するきっかけは?
今回の「将軍の日」は、半年ほど前にご参加いただいた後継者の方からお声かけいただいたことにより開催することになりました。
理由の1つとして、金融機関様から10年後の経営計画を立ててほしいと依頼があったからです。
後継者の方にとっては2回目の「将軍の日」になります。
それならば、実際に後継者の方が経営計画を立てる姿を支店長様にも見ていただこう!という流れになり、急遽、金融機関様の応接室にて「将軍の日」を開催することになりました。
「将軍の日」では、1日で中期5ヵ年経営計画を立案することになります。
金融機関様からの10年後の経営計画というご要望に対して、10年後も見据えた中期5ヵ年経営計画を作ることにしました。
会社の方向性を考える「将軍の日」に参加した感想は?
今回、金融機関様で、会社の方向性を考える経営計画を作成してみた感想を聞いてみました!
将軍の日参加2回目の後継者の方の感想です。
実は、支店長様も「将軍の日」の半分以上同席してくださり、後継者の方が経営計画を立てる姿を見守ってくださいました。
支店長様からは、将軍の日を通じて、自社分析や経営理念、中期目標などを作成できるだけでなく、複数の計画案のシミュレーションができるところが良く、お客様の今後の経営に大変役立つでしょうとコメントをいただきました。
後継者の方も支店長様も喜んでいただけた今回の「将軍の日」の流れについてお伝えします。
2回目の将軍の日は短縮バージョン!
実は、今回の将軍の日は短縮バージョンで行いました。
理由は2つ!
- 後継者の方が2回目の将軍の日でしかも半年しか経っていないから
- 金融機関の事情により15時には終了してほしいという要望があったから
ということで、いつもの将軍の日は10:00~17:30の7時間半(食事含む)するところを、9:30~15:00の5時間半(食事含む)で行うことになりました。
【午前の部】9:30~11:30
将軍の日の午前の部は、9:30~11:30(2時間)に行いました。
半年前の将軍の日で中期5ヵ年経営計画を作っているため、売上分類をはじめ、販売分析や体力分析、経営理念はすでに入力済でした。
今回は、この半年間で変更がなかったかどうかの確認をするだけでよかったので、通常の過程をかなりの時短して進むことができました。
9:30~11:30 (2時間) |
導入講義 | 経営計画の目的 |
経営に必要な3つの要素 | ||
売上分類の確認 | ||
実習(1)自社分析 | 販売分析 | |
体力分析 | ||
実習(2)経営理念・中期ビジョン | 経営理念 | |
中期経営目標 | ||
実習(3)5ヵ年数値計画 | 売上・原価計画 |
【午後の部】12:00~15:00
将軍の日の午後の部は、12:00~15:00(3時間)行いました。
本当は、支店長様から15:00までということでしたので、将軍の日は14:30までにして、後片付けして15:00に撤収の予定でした。
しかし、後継者の方もわれわれも最後までしっかり経営計画を作るために没頭していたため、支店長様が気を配ってくださり、少し延長していただけました。
12:00~15:00 (3時間) |
実習(3)5ヵ年数値計画 | 人件費・他経費計画 |
設備・借入計画 | ||
経営シミュレーション | ||
実習(4)目標設定 | 中期経営目標 | |
当期経営目標 | ||
まとめ | 目標達成のプランニング | |
経営計画書配布 |
通常、7時間半で開催する将軍の日を5時間半で行うって、かなり濃い時間になったのではないでしょうか?
会社の方向性を一緒に考えた担当者と担当税理士の感想は?
将軍の日で会社の方向性を一緒に考えた担当者と担当税理士の感想も聞いてみましょう。
担当者の感想です。
金融機関ご協力での将軍の日は初めての経験で不安などもありましたが、金融機関の担当の方も同席してくださり、現実味のある前向きな計画が立てられたと思います。
特に金融機関目線での借入や、キャッシュフローの動きなども社長と密に話されていたので、良い時間を過ごすことができました。
また金融機関と協力をして、計画の必要性を社長に感じていただきたいです。
担当税理士の感想です。
メインバンクからの金融支援の裏付けとなる経営計画書策定の必要性から、メインバンクを巻き込んだ形での計画策定がうまくできたのではないかと感じました。
支店長が自ら将軍の日に参加していただいたので、適当に作った経営計画ではないことを理解していただき、金融支援をしてきた融資先での待望の後継者が真剣に5か年計画を考えている姿を見ていただくことができました。
支店長に後継者の考えを確認してもらう絶好の機会でしたし、借入金の返済計画については、支店長から金融機関の考え方やアドバイスをいただくことができました。
通常の将軍の日では考えられないことです。
参加者(参加法人の後継者)に金融機関の考え方を理解していただくのに役立ち、金融機関の会議室で実践したことで、金融機関の方にも将軍の日をアピールできたのではないでしょうか。
支店長からは部下も参加させたいとのお言葉もいただきました。
今後金融支援が必要な場合には、金融機関を将軍の日に巻き込むやり方が、法人、会計事務所、金融機関の3者にとって役に立つことでしょう。
まとめ|会社の方向性を考える経営計画作成を「将軍の日」でしよう!
2022年3月31日(木)
「将軍の日」を福井市にある金融機関様にて初めて開催しました。
金融機関様の応接室をお借りして「将軍の日」を行えたことで、お客様ご自身で会社の未来を見据えた経営計画を立てている姿を支店長様にみていただけました。
今回、お客様にとっても支店長様にとってもとても有意義な時間となったのではと感じております。

今後も、お客様と金融機関の橋渡しにつながる中期5ヵ年経営計画を立案するセミナー「将軍の日」を通じてお客様の経営をサポートしていきます!
しっかりと今後も計画を立てていき、良い会社作りに貢献できたらいいなと思いました。