2021年12月6日(月)
「将軍の日」を金沢にて開催しました。
「将軍の日」とは、社長が1日で中期5ヵ年経営計画を立案するセミナーです。
今回、経営者・後継者の方にご参加いただき、税理士や担当者のサポートのもと、1日かけて会社の未来について考えていただきました。
本記事では、「将軍の日」に参加していただいた経営者・後継者の方のご感想と「将軍の日」ってどんなことをするのかという1日の流れをご紹介いたします。
「将軍の日」を活用して中期5ヵ年経営計画を立てていただき、なりたい姿へ向かって行動していけるような体制を整え、会社の未来を切り開いていきましょう!
将軍の日に参加された経営者・後継者の方のご感想
「将軍の日」に参加された経営者・後継者の方のご感想を「将軍の日」開始時に意気込みをお伺いしました。
最後のアンケートで1日の感想をきいておりますので、あわせてご覧ください。
①A社様(富山:サービス業)
5ヵ年計画を立てる際、もう少し時間があればよかったと思った。
②B社様(富山:建築業)
将軍の日2回目の参加です。
前回よりもよりよい5ヵ年計画にしていきたい。
具体的な数字を入れることで不安がなくなっていった。
③C社様(石川:サービス業)
このような機会(中期経営計画セミナー)は初めてなので楽しみにしています。
いままで考えたことがない事だったので、新鮮で楽しかったです。
今回、将軍の日に参加されるのが2回目という方、中期経営計画セミナーがはじめてという方など、いろんな経営者の方にご参加いただきました。
中期5ヵ年経営計画を立てる際にもう少し時間があればよかったとおっしゃっていただけたので、今後のセミナーに活かしたいと思うのと同時に、みなさんとても真剣に会社と向き合っておられたのだな~と感じることができました。
それでは、「将軍の日」とはどんなものなのか?
また、みなさんが「将軍の日」でどんな1日を体験されたのかご紹介していきます。
中期5ヵ年経営計画「将軍の日」とは?
「将軍の日」とは、戦国時代に将軍が戦場から離れた陣営で、戦局を見極め、戦略・戦術を立てたように、経営者が日常業務から離れ、電話も来客もない環境で、会社の将来を考え抜く時間を持ち、中期5ヵ年経営計画を立てるセミナーです。
経営者の方は、いつも会社のことを考えています。
しかし、それは今月の売上であったり資金繰りであったりと直近の課題などについてがほとんどではないでしょうか?
今の課題をこなしていくことも大切ですが、それだけでは会社がどこに向かっていくのかみえません。
船旅において目的地に着くために羅針盤が必要なように、会社経営も目標にむかっていくことで直近の課題解決の方向性も示すことができるのです。
会社の未来をしっかり考えることは、日常業務の中ではなかなか時間を取ることができないため、「将軍の日」にて1日じっくり考えていただいたり、それを経営計画に落とし込んでいくことができます。
将軍の日の一日の流れ
「将軍の日」とは、日常業務から離れ、会社の将来を考え抜く時間持ち、中期5ヵ年経営計画を立てるセミナーだといいますが、実際どんなことをするのでしょうか?
「将軍の日」の1日の流れは次のようになっています。
10:00~10:30|導入講義
10:30~11:20|自社分析【実習 1】
11:30~12:25|経営理念・中期ビジョン【実習 2】
12:25~13:00|お昼休憩
13:00~14:45|5ヵ年数値計画【実習 3】
15:00~16:30|目標設定【実習 4】
16:30~17:30|まとめ
それでは、「将軍の日」の1日の流れがどのような感じで行われるのかみていきましょう!
10:00~10:30|導入講義
はじめに、参加者の自己紹介や意気込みなどを話していただき、そのあと講師から経営計画の目的や経営に必要な3つの要素などの導入講義を受けます。
10:30~11:20|自社分析【実習 1】
次に現状を把握するため、自社分析をします。
「販売力分析」と「体力分析」の質問に5段階評価などしていただき、分析結果をみます。
11:30~12:25|経営理念・中期ビジョン【実習 2】
午前中の最後は、経営理念・中期ビジョンを立てます。
その理由は、中期5ヵ年経営計画を立てる前に社長が「目標」を示すことが大切であるからです。
「経営理念」を明確化し、「中期目標(ビジョン)」を設定していきます。
数年後(5年後)に「どうなっていたいか」「どうあるべきか」を事業規模や事業領域から考えることで、これからどこで勝負していくかということを明確にすることができます。
13:00~14:45|5ヵ年数値計画【実習 3】
午後からは、5ヵ年数値計画をしていきます。
午前中に考えていただいた、数年後(5年後)に「どうなっていたいか」「どうあるべきか」を事業規模や事業領域を中期経営目標として設定します。
5年後のあるべき会社の姿を描きながら、そうなるための「売上・原価計画」、「人件費・他経費計画」、「設備・借入計画」について前向きな数値を経営シミュレーションしました。
15:00~16:30|目標設定【実習 4】
いよいよ目標設定です。
5年後に「どうなっていたいか」「どうあるべきか」といった中期経営目標を改めて確認します。
中期経営計画を踏まえて、当期はどうするかという当期経営目標を決定し、数値目標と行動目標を考えていただきました。
16:30~17:30|まとめ
中期5ヵ年経営計画を達成していただく為に必要な事について、人類が月に行けた理由に基づいた「ロケット理論」を使ってご説明いたしました。
- 「目標が明確」になっていること
- 「目標達成方法」が具体化されていること
- 「達成管理の仕組み」が確立されていること
経営においても同じで、タイムリーに目標とのズレを把握し、すぐに改善の手立てが打てる仕組を持っておくことが目標を達成するために重要となります。
ロケット理論について詳しく書いてある記事がありますので、あわせてご覧ください。
中期5ヵ年経営計画セミナー「将軍の日」参加者の皆様
本日の中期5ヵ年経営計画セミナー「将軍の日」参加者の皆様を集合写真にてご紹介します。
まとめ|中期経営計画セミナーで会社を未来へ導こう!
「将軍の日」とは、社長が1日で中期5ヵ年経営計画を立案するセミナーです。
今回は、金沢の会場にて、経営者・後継者の方にご参加いただき、税理士や担当者のサポートのもと、1日かけて会社の未来について考えていただきました。
今回参加していただいた皆様におかれましては、中期経営計画(5年後になりたい姿)が明確になり、短期経営目標や行動計画をみていくことで、明日からはじめられることを考えるいい機会になったのではないでしょうか?
「将軍の日」を活用して中期5ヵ年経営計画を立てていただき、なりたい姿へ向かって行動していけるような体制を整え、会社の未来を切り開いていきましょう!
「将軍の日」で中期5ヵ年経営計画を立てることが、金沢のみならず北陸三県で当たり前になる環境を作っていけるよう頑張っていきます。
5期目になり、今後の中期5ヵ年経営計画を立てなくてはと思い、参加しました。